アキレス腱炎
- 運動をするとアキレス腱や踵が痛む
- 朝起きたときにアキレス腱や踵が痛い
- ふくらはぎのストレッチをするとアキレス腱や踵が痛む
- つま先を上げるとアキレス腱・踵が痛い
- 走り方が悪いと言われる
- 扁平足が気になる
- 歩くだけでアキレス腱や踵がつっぱる
アキレス腱炎とはなにか?|羽村市 まろん鍼灸接骨院
アキレス腱炎の症状は、踵から上方2〜6cmの部分のアキレス腱が炎症を起こすことで、腫れたり熱を感じたり、運動時に痛みが出たりと様々です。
初期段階では運動後にだけ痛みがあり、次第に悪化していくと、起床後歩き出した際に痛みが出たり、ふくらはぎのストレッチをすると痛みが出たりします。さらに悪化すると何もしていなくても痛みが現れてきたりもします。
アキレス腱炎はアキレス腱周囲炎とも呼ばれ、アキレス腱の周りにある腱鞘(けんしょう)と呼ばれる組織と摩擦が起こり、次第にアキレス腱や、その腱鞘に炎症が起こることで症状が現れます。
アキレス腱炎の本当の原因|羽村市 まろん鍼灸接骨院
アキレス腱は、ふくらはぎの筋肉である腓腹筋(ひふくきん)やヒラメ筋という筋肉が合わさり、一つのアキレス腱になり、踵に付着しています。この腓腹筋という筋肉はつま先を下に向けるのに使う筋肉です。
つまりは、つま先立ちやジャンプ動作・ダッシュ動作で、かなり負担がかかります。ジャンプやダッシュを繰り返すことで腓腹筋に負担がかかり、筋肉の柔軟性が低下して血流が悪くなってしまうと、腓腹筋から続くアキレス腱への血流も悪くなり、アキレス腱炎を発症しやすくなり、アキレス腱炎を発症してしまうと、炎症や微細な断裂が起こってしまいます。
ウォーミングアップ不足や久しぶりの運動で、激しく動いたりすることもアキレス腱炎になる原因になります。剣道・陸上・バスケ・サッカーなどの足首の曲げ伸ばしを繰り返したり、強く踏み込んだりすることが多いスポーツの選手に、アキレス腱炎が発症しやすいです。
もう一つの原因は年齢です。年齢を重ねるとともに、筋肉の柔軟性は自然と低くなっていきます。40歳を過ぎると特別な運動をしていなくても、日常生活の負担だけでアキレス腱炎になってしまうこともあります。特に普段立ち仕事をしている時間が長かったり、ヒールを履いていることが多い方はアキレス腱炎になりやすいので注意が必要です。
また扁平足もアキレス腱炎を引き起こす要因になります。扁平足の傾向があると、アキレス腱にも負担がかかりやすく、筋肉の緊張を高めてしまいます。扁平足の傾向がある中で、スポーツなどで負荷をかけ続けていると、アキレス腱炎が起こりやすいです。
アキレス腱炎が進行するとアキレス腱断裂を起こすことも|羽村市 まろん鍼灸接骨院
アキレス腱炎が進行した状態で、アキレス腱に負担をかけ続けていると、アキレス腱断裂を起こしてしまう危険性があります。アキレス腱を完全に断裂してしまうと、回復までに早くても6か月程度かかってしまいます。アキレス腱断裂は手術が必要になることも多いので、注意が必要です。
また、アキレス腱炎は、両足が同時期に発症することもありますが、ほとんどの場合は片足のみに症状が出ます。ただし、アキレス腱炎になった方の足をかばったまま、運動を続けていると、反対側の足にもアキレス腱炎の症状が出ることもあるので、片足がアキレス腱炎になった時点で、しっかりと治療をすることが大切です。
まろん鍼灸接骨院でのアキレス腱炎治療法|羽村市 まろん鍼灸接骨院
アキレス腱炎になる原因は年齢・扁平足・骨盤の歪み・体の柔軟性など様々です。当院ではアキレス腱に対する治療だけでは無く、ふくらはぎにある腓腹筋の負担を、鍼治療や筋肉調整によって取り除き、負担が溜まりにくい状態にします。
また、骨盤の歪みが下腿への負担の原因になっていることが多々ありますので、アキレス腱炎に対しては骨盤調整にて骨盤の歪みを取り除き、運動した時に負担の少ない身体作りも一緒に行ってまいります。そうすることで、アキレス腱炎を治療すること+再発しにくい状態を作っていきます。骨盤を整えることで、腰痛や首の痛み、膝の痛みの予防改善にもなるのでオススメですよ。
アキレス腱炎Q&A 羽村市 まろん鍼灸接骨院
アキレス腱炎はどれくらいで治る?
アキレス腱炎は軽症なもので大体1ヶ月弱〜2ヶ月程、重度のものになると半年以上痛みが継続するケースもあります。
アキレス腱炎のリスクファクターは?
足に合わない靴の使用、運動時のフォームが崩れている、筋肉のケア不足(ふくらはぎの硬さ)、扁平足、肥満、加齢などがアキレス腱炎を起こす危険因子になります。
アキレス腱炎を放置するとどうなる?
アキレス腱炎を放置すると痛みが悪化し歩行など日常生活動作に支障をきたしたり、アキレス腱の状態がより悪くなり亀裂や断裂につながる恐れがある為絶対に放置してはいけません。
アキレス腱が断裂しているかを確かめる方法は?
トンプソンテストというテスト法を用いることで断裂の有無を検査する事ができます。
方法は、うつ伏せの状態で膝を直角に曲げ、ふくらはぎを強くつまむ、そうすると正常な足関節は底屈(足底側に曲げる)します。アキレス腱が断裂している場合、底屈運動が見られなくなります。
アキレス腱断裂頻度は?
年間で約10,000人に1人の割合で発生。 男性のほうが女性よりも割合が多く、 30代から50代の人に最も多いと言われています。
アキレス腱炎の豆知識 羽村市 まろん鍼灸接骨院
アキレス腱炎を起こす部分であるアキレス腱とは、足のかかと部分にある腱で、ギリシャ神話に登場する「不死身の英雄アキレス」の唯一の弱点と言われています。
人体の中で最大の腱であり、約1トンの力にも耐える構造をしていると言われています。ふくらはぎにある腓腹筋、ヒラメ筋という筋肉が合流してアキレス腱となり足首を足底側に曲げる働きがあります。
執筆者:
まろん鍼灸接骨院 院長 栗本 麗矢
(治療家歴12年)
東京都羽村市のまろん鍼灸接骨院です。当院は手技中心のじっくり時間をかけた治療を行っております。サラリーマンやOLの方から、ご高齢の方、スポーツ選手まで幅広い患者さんにお越し頂いています。症状や年齢に応じてお一人お一人に適した施術を行ってまいります。「生活の質」の向上や骨折からの機能回復、早期スポーツ復帰など、目的ごとに施術法を変え、様々な患者さんに対応しています。痛みのある部位だけにとらわれず、身体全体を見るのも、当院の特徴です。 その他、骨盤矯正や鍼灸治療、交通事故治療、酸素カプセルなども取り扱っておりますので、お気軽にお越しください。お待ちしております。