すべり症・分離症｜羽村市のまろん鍼灸接骨院｜土日祝営業

腰椎すべり症とは、積み木の様にブロック状の椎骨が積み重なって出来ている腰椎が、前後にずれてしまう症状のことをさします。椎骨と椎骨の間にある椎間板が、ボロボロに変性して、上下の椎骨が前後にずれてしまうので、変性すべり症とも呼ばれます。

分離症は、椎間板ではなく、椎骨の後ろ側で上下に関節を作っている、椎弓と呼ばれるリング状の部分が、上下に分離してしまい、背骨が前後にずれてしまうものです。変性すべり症と一緒に起こることが多く、腰を捻る動作が原因で起こる疲労骨折の一種だと言われていたりします。

椎骨が前後にずれてしまうと、椎弓の中を通る脊髄や、そこからでる神経が圧迫され、坐骨神経痛の様な症状を出したり、腰痛が強く出てきたり、ある程度の時間歩行を続けていると、痛みやしびれで歩けなくなったりします。

腰椎すべり症、分離症は5つの椎体で構成される腰椎のうち第５腰椎で起こることが多いです。

どちらも詳しい原因がはっきりとわかっている訳ではありませんが、加齢や過度の負担が腰椎すべり症、分離症の原因だと言われています。

腰椎すべり症、分離症ははっきりと原因がわかっている訳ではありませんが、特に分離症はスポーツなどによる腰への負担が原因だと言われています。野球やゴルフなどの、スイングで腰をひねる動作を多くするスポーツをしている子供や、重いものを頻繁に持ったりするお仕事をしている方に起こりやすいです。ハードにスポーツをやっていて、腰の痛みを2週間以上感じている中高生の、およそ半分程度はすべり症・分離症を持っていると言われています。

日常的にスイング動作のある野球やゴルフなどをしている、重いものを持つことが多い、普段から腰痛に悩まされ、なかなか良くならないという方は腰椎すべり症、分離症の疑いもありますのでぜひ一度、羽村市のまろん鍼灸接骨院までご相談ください。

腰椎すべり症、分離症は成長期の運動の過度の負担が積み重なってしまった結果発症し、痛みが出ますが、少し安静にしていると痛みが落ち着いてくるため、運動を再開してしまうケースが多いです。痛みが少し落ち着いてきても疲労骨折が治っているわけではないので運動を再開するとまた痛くなります。それを繰り返しているうちに治癒が難しくなってしまいます。

腰椎すべり症・分離症になっていると、通常の腰痛とは違い、痛みの原因が勝手になくなってくれることはありません。滑っている部分、分離している部分は手術で骨と骨を固定しないと、基本的には元の位置関係に戻ってくれません。一度分離してしまった腰椎は、ほったらかしにしていても治ることはないのです。

しかし、腰椎すべり症、分離症の治療は、手術をしない保存療法が選ばれることが多い症状です。

手術は痛みが我慢できないほどに強くなってきた場合や、本人が希望する場合にだけ選ばれます。保存療法では腰回りの筋肉トレーニングや、ストレッチ、施術などの筋肉のケアを中心に行います。周りの筋肉を鍛えることで、腰の安定性が高まり腰への負担を減らすことができたり、ストレッチや施術などで周りの筋肉を緩めることで、神経の圧迫を緩め、神経痛などの症状を抑えたりという効果が期待できます。

先ほども述べたように、腰椎すべり症、分離症で重要になるのが、腰回りの筋肉を「鍛える」ことと「緩める」ことです。腰の筋肉を鍛えるためには、EMS（インナーマッスルトレーニング）がオススメです。名前の通り体の内側にあるインナーマッスルを鍛えるための機械で、腰の安定性を高め、体の中でコルセットのような働きをしてくれます。

腰の筋肉を緩めるためには、ストレッチを加えてのマッサージに合わせ、骨盤矯正がオススメです。骨盤矯正をして、歪んだ骨盤を整えることで、骨盤の上にある腰椎も正常な位置に戻りやすくなります。もちろん滑ってしまった腰椎が、完全に元の位置に戻るわけではありませんが、少しでも正常な位置に近づけてあげることで、神経の圧迫を減らせると考えております。

また、痛みを抑えることに特化したハイボルテージ治療なども腰椎すべり症、分離症の治療に効果的です。

腰椎すべり症、分離症は約2〜3ヶ月のスポーツや運動を制限することで治癒する可能性が高まります。

もし腰椎すべり症、分離症と整形外科で診断され、すべり症にお悩みの方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度羽村市にあるまろん鍼灸接骨院までお越しください。そのほか腰痛や肩こり、お体に関してのお悩みはなんでもご相談くださいね。

腰椎すべり症、分離症ではスポーツをやらない方がいいですか？

急激なスポーツの再開や痛みを我慢してスポーツを続けることは絶対に避けたほうがいいです。痛みが軽減したり、骨がくっついたとしても、急にスポーツを再開するとまた痛みが出ることもあるので、注意が必要です。

腰椎すべり症、分離症の好発年齢は何歳ですか？

腰椎すべり症、分離症の多くは、10歳から15歳に多い傾向にあります。特に13歳から14歳の男子の発症が圧倒的に多いです。

腰椎すべり症、分離症は患者さんによって症状が異なります。

腰痛がない患者さんも存在します。

すべり症で症状が出ている人は腰椎がずれて脊柱管が狭くなり、馬尾神経や神経根が圧迫されて症状が出ているのです。